DeNA・ラミレス監督「一切悔いはない」白星で5年間の監督生活最終戦飾る “同志”原監督と抱擁も

[ 2020年11月15日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA5―4巨人 ( 2020年11月14日    横浜 )

原監督から花束を渡され、抱擁を交わすラミレス監督(撮影・木村 揚輔)
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 涙があふれた。最後の指揮を執ったDeNA・ラミレス監督の目に、巨人・原監督が飛び込んできた。花束を受け取り言葉を交わすと、抱擁を交わした。

 ラミレス監督「素晴らしい瞬間だった。ジャイアンツでプレーしたときに4年間監督で、最も尊敬する監督。彼から学んで今がある。その監督から花束をもらって感動しました」

 原監督「ラミとは同志だったし、彼の気持ちも分かるしね。まだ若いし、“ラミ、カムバックだと、また戻ってこい”という形でご苦労さんと」

 特別な存在にねぎらわれた5年間の監督人生。最後は劇的だった。9回2死満塁から神里の中前2点打で逆転サヨナラ勝ち。「今日みたいな素晴らしい勝ち方、最後の最後に取っておいたのかな」と目尻を下げると、どんな時も前向きな言葉を発し続けたラミちゃんらしく、胸を張って言った。「一切悔いはない。4位という結果でしたが、選手は一生懸命やった。恥じることのない、素晴らしいシーズンでした」。そして、セレモニーでは「次の監督が優勝に導いてくれる。今から私は皆さんと同じようにファンとして応援していきたい」と1万6036人のファンと心を合わせ、次の時代へ夢を託した。(町田 利衣)

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