西武・山川 値千金の同点3ラン 久々「どすこい」解禁

[ 2020年10月9日 05:30 ]

パ・リーグ   西武4―4ソフトバンク ( 2020年10月8日    メットライフ )

7回2死一、三塁、左越えに同点3ランを放った山川はどすこいポーズ
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 値千金の一発。だからこそ、西武・山川は、過去3本塁打の際には封印していた「どすこい」パフォーマンスを解禁した。

 「直球に合わせていたけどカーブにうまく反応できた。最近ずっと打てていなくて、悔しい思いをしていたので良かった」

 1―4の7回2死一、三塁。不振から7番に座るスラッガーは、石川の高めのカーブを強振。左翼席上段に白球を運んだ。6試合ぶりのアーチとなる24号3ランは、リーグ2連覇中の意地を見せつける同点弾。左翼席のファンに向かって両手を広げ、お得意のパフォーマンスを見せた。

 打率・2155は規定打席到達者の中で最下位。2年連続本塁打王が、もがいている。9月22日の日本ハム戦を最後に定位置の4番も外れ「この成績だと“どすこい”どころじゃない」とこぼした。試合前の早出打撃練習では打撃マシンで山なりの遅球を打ち続け、フォーム固めに取り組んでいる。延長10回引き分けに終わったが、首位ソフトバンクとの3連戦に2勝1分け。辻監督は「本当に見事だった。よく打ってくれた」と称賛した。

 残り27試合。リーグ3連覇は厳しいが、主砲は「これからも食らいついてやっていく」と言い切った。(大木 穂高)

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2020年10月9日のニュース