ソフトB・石川 痛恨の被弾「毎試合毎試合、同じようなミスを」

[ 2020年10月9日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―4西武 ( 2020年10月8日    メットライフD )

ソフトバンク先発の石川
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 救援陣の踏ん張りで何とか引き分けに持ち込んだソフトバンクだったが、もったいない試合だった。7回に山川から同点3ランを浴びた石川は「毎試合毎試合、同じようなミスを繰り返してしまっている。一打で同点や逆転。いつも踏ん張り切れていない。ピンチで本塁打を怖がり、弱気な投球になってしまった」と痛恨の一球を悔やんだ。

 6回まで走者を出しながらも4併殺に仕留めて1失点。ただ、3点リードで迎えた7回2死一、三塁で“一発病”がまた出てしまった。山川には121キロのパワーカーブが高めへの失投となった。登板5試合連続での被弾となり、7回を投げて今季ワーストの7安打で4失点。山川からは今季これでチーム9本目の被弾となり、工藤監督は「気を付けないといけないと分かっている中で本塁打。失投なのかなと思う。もったいなかった。打たれたものは返ってこない。次に生かしてほしい」と“一球の怖さ”の再認識を促した。

 このカード2敗1分けと1勝もできなかった。今季の西武戦は8勝8敗1分け。メットライフドームでは6試合勝ちがない。試合のなかった2位・ロッテとは1ゲーム差のままで、きょう9日からは本拠地で首位攻防戦が始まる。「勝って戻れたら気分、気持ちが変わったと思うが、明日からは大一番。体力、気力の勝負。我慢比べと言っていい。負けないように強い気持ちでやっていく」。指揮官はヤマ場の3連戦へ向け、自らを奮い立たせるように話した。

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2020年10月9日のニュース