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広島・森下「2桁勝利は最低限」新人王は「一試合一試合の積み重ね」

[ 2020年9月15日 05:30 ]

広島の森下
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 広島・森下暢仁投手(23)が14日、「2桁勝利は最低限」として自身のノルマに課した。目下6勝。順調にローテーションを消化すれば、先発が予定される17日の中日戦(マツダ)を含めて残り9試合の登板が見込まれ、達成は十分可能だ。新人王候補の黄金ルーキーが、3連敗中で借金10を抱えるチームに希望の光をともす。

 秋風が吹き始めたマツダスタジアム。森下は、中日戦に先発予定の九里、野村らとともに調整に励んだ。竜打線とは6月28日以来の対戦。当日は完封、完投が懸かった9回途中に3失点して降板したが、変幻自在の投球でプロ初勝利を挙げた。

 「積極的に振ってくるイメージ。長打に注意しながら1イニングでも長く投げられたら…と思います」

 1年目はここまで先発11試合で6勝2敗。「今のところ、自分の中では上手くいっているのかな…と」。木曜日に試合がない次週を中5日とし、11月第1週の最終巨人戦まで週1回のローテーションを全うすれば、残り9試合に登板できる。

 「投げる試合は勝ちたいと思っているので、2桁は最低限でも…という気持ちです」

 自らに課した2桁10勝。防御率2・39の安定感をもってすれば、ノルマ達成は十分に可能で、目標の新人王すら見えてくる。8月21日の巨人戦で5勝目を挙げた際は、ライバルの戸郷(7勝3敗、同2・37)に闘志をギラつかせ、「新人王を取りたい気持ちがどんどん強くなっている」と発言したが、現在は冷静に先を見据える。
 「一試合一試合の積み重ね。結果的に(新人王が)ついてきてくれたら…という意識の方が今は強いです」

 心境の変化には、大瀬良の存在が影響しているのかもしれない。大黒柱はコンディション不良でチームを離れる際「そんなに考え過ぎず、ケガなくシーズンを終わればいいから、自分ができることを一つ一つしっかり」と助言。森下は言う。

 「大地さんの分まで…という気持ちは当然あります。ま、でも、自分ができることをやればいいのかな…と」

 白星を積み重ね、自身のノルマをクリアすれば、おのずと大目標は見えてくる。尊敬する先輩が説く、目の前の試合に集中する姿勢を胸に刻み、黄金ルーキーは1年目を華麗に駆け抜ける。
(江尾 卓也) 

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