阪神・サンズ 大興奮のG倒弾 指パッチンの新ポーズ披露!? 賞金には冷静「子どもが大学行く費用に」

[ 2020年9月5日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神5-4巨人 ( 2020年9月4日    甲子園 )

<神・巨(11)> 6回無死三塁、中越え2ランのサンズは新型の?ハッピーハンズで生還(撮影・大森 寛明)
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 阪神の4番・サンズの豪快な一発が結果的に勝利をたぐり寄せた。2―0の6回無死三塁から戸郷の真っすぐを強振した打球はバックスクリーンを直撃するチーム単独トップの15号2ラン。今季2勝を献上していた天敵右腕を沈めた。

 「糸井さんがチャンスをつくってくれて、江越が(打席中に)三塁に盗塁してくれて、チャンスが広がった。外野まで飛ばせるボールを待っていた。いい形になって良かった」

 ベンチに戻ると、いつもの「ハッピーハンズ」ではなく、手のひらを自身の方向に向け親指と人さし指を交差させる、新たなパフォーマンスでベンチの熱を沸点に上昇させた。

 「戸郷投手から点を取れたのはすごく良かった。東京ドームで点を取れていなかったので」。前回8月20日の対戦でも7回途中無得点に封じられるなど13回2/3でわずか1得点だった右腕を攻略。矢野監督も「ランナーを置くと集中力を高めて。チームのために来てくれて頼もしい」と最敬礼した。

 今季に新設された『ユニ・チャーム バックスクリーンホームラン賞』で100万円を7月21日の広島戦に続いてゲット。チームではいまだ背番号52しか達成しておらず、賞金も独り占めの状態で「子どもが大学に行く費用をしっかりためたい。それに充てたい」と表情を緩めた。スタンドに駆けつけた家族にも届ける快音で「すごく良かった。来られない時はテレビで見てくれていた。来られる時はいつも来ていて、特に今日はいいところを見せられた。これを続けていけたら」とうなずいた。

 「明日もいい形で巨人戦に向かえるかなと思います」。最近5試合で4本塁打。巨人猛追へ、さらなる量産態勢に入る。(遠藤 礼)

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