堀内さん「パットンをかばうわけじゃないけど」“ラミレス采配”を疑問視

[ 2020年9月4日 15:16 ]

セ・リーグ   巨人13―4DeNA ( 2020年9月3日    東京D )

堀内恒夫氏
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 現役時代に巨人のエースとして通算203勝をマークし、巨人監督も務めた野球解説者の堀内恒夫さん(72)が4日、自身のブログを更新。前日3日の巨人―DeNA戦(東京D)でスペンサー・パットン投手(32)を来日194試合目で初先発させたDeNAのアレックス・ラミレス監督(45)の采配に疑問を投げかけた。

 堀内さんは「2回で決まっちゃったね。」のタイトルでブログを更新。「昨日は試合を観た後そのまま良い夢を~だったよ。年寄りは疲れたね(笑)」と書き始め、巨人が初回に3点、2回に10点を取る試合展開にまずは触れた。

 その上で「DeNAは先発がいないのかお家事情がよくわからんけど首位との3連戦で先発を温存するってこともないとは思うけどね」と“ブルペンデー”として中継ぎのパットンに先発させたラミレス監督の采配を疑問視。「逆に連戦を迎えてリリーフ陣を大勢投入する方が先々どうかな、とも思ってみてたよ」と1日から13連戦、1日置いて15日から再び9連戦という9月の過密日程の中で2回途中9失点の先発・パットンから小刻みな継投で7投手が登板したことを指摘した。

 そして「やっぱり先発のマウンドとリリーフのマウンドでは投げる方も違うからね。パットンをかばうわけじゃないけどいつ先発を言われたかはわからんけども同じピッチャーだからってはい、先発行ってくださいって言われてもなかなか難しいもんだよ。1回だけとか投げる回数の問題じゃなくてね。真面目な話だけどきれいなマウンドで投げるだけで調子が狂っちゃうのもいるしね」と繊細な投手心理をおもんぱかった。

 「かたや田口の方は早い回から大量得点もらって楽に投げられただろうね」と6回1失点で8月1日の広島戦(東京D)以来1カ月ぶりとなる今季3勝目(3敗)を挙げた左腕・田口麗斗投手(24)についても触れた堀内さん。最後は「今日は戸郷か。年寄りに優しい試合展開をお願いします(笑)」と冗談めかしてブログを締めくくった。

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2020年9月4日のニュース