“勝ち運”の阪神・岩貞 登板4試合ではやくも3勝目 先発では2勝止まり「ちょっと複雑」

[ 2020年9月4日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4-3ヤクルト ( 2020年9月3日    甲子園 )

<神・ヤ(15)> プロ初セーブを挙げた岩崎にウイニングボールを渡す岩貞 (撮影・後藤 大輝)
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 阪神・岩貞の勝ち運がすごい。7回、2番手・能見が勝ち越され、しかも負傷降板する緊急事態だ。「(肩は)できてなかった。こっち(マウンド)で全部やらせていただきました」という過酷な状況で、仕事を全うした。

 2死一、三塁で、全打席出塁していた青木に対して、カウント1―1から内角高めにストレートを投じ、ニゴロに仕留めた。直後の攻撃で逆転。白星が転がり込んできた。

 「一番いいボールを選択して投げることだけ考えて投げたので。自分と梅野の意図、意識がピッタリ合ったボールで抑えられたので良かったです」

 8月29日の広島戦から登板4試合ではやくも3勝目となった。本職の先発では2勝止まりだっただけに「ちょっと複雑な気持ちはあります…」と苦笑する。それでも矢野監督からは「(打者)1人でも、ものすごく価値がある。あそこをがんばってくれなかったら、流れ的にずるずるいくところ」と、貢献度に太鼓判を押された。(巻木 周平)

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