巨人が今季初の貯金14…原監督、9月の13連戦に「選手は与えられた役割を全うしてくれればそれでいい」

[ 2020年8月30日 18:33 ]

セ・リーグ   巨人3―2中日 ( 2020年8月30日    東京D )

<巨・中>中日に勝利し声援に応える(左から)元木ヘッド、宮本コーチ、原監督(撮影・西尾 大助)
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 初回に3点先取した首位・巨人が、今季唯一負け越していた中日相手に3―2で逃げ切り勝ち。2カード連続の勝ち越しを決め、今季初の貯金14とし、中日との星を五分に戻した。

 巨人・原辰徳監督(62)は「初回はね、非常にいい攻撃で…。え~…。でしたね」と2回以降は無得点だっただけに一瞬言葉に詰まったが、丸の4安打2打点について問われると笑顔も見せた。

 3回までパーフェクト投球ながら4回途中3安打1失点で降板し、プロ2度目の登板も初勝利が持ち越しとなった高卒2年目右腕・直江についても「前回よりも成長していると思います」とし「課題はもちろんあるんですけれども、また次を期待させてくれるようなね、ピッチングをしてくれたと思います」と評価した。直江は3―0で迎えた4回に1点を失った後、2死満塁のピンチを招いたところで降板。交代のタイミングについては「う~ん。まあ、自分の思っているようなボールがいってなかった、と。いく確率が少なくなってきた、というところでリリーフをあおいだというところですね」と説明している。

 それでもこのピンチにリリーフした2番手左腕・大江が京田を三振に仕留めて7球で勝利投手に。その後も5回に登板した3番手・桜井が失策絡みで1点を失った以外は高梨、大竹、中川と無失点でつなぎ、最後は守護神・デラロサが1死から3連続四死球で満塁のピンチを招きながらも無失点に抑えて1点差で逃げ切った。「初回に3点で(その後は)ずっと0点で来ているというのはね、非常に苦しいゲーム展開にはなりますね」と原監督。「そんな中で守り切ったという部分においては、ピッチャー陣はもちろんですけれども、守備の方もね、しっかり守ったというところだと思いますね」と全員で勝ち取った白星を喜んだ。

 9月1日からはいよいよ13連戦がスタートする。「与えられた役割というものをね、しっかり選手は全うしてくれればそれでいいと思います」とした指揮官。「いろいろスケジューリングの件に関しては私とコーチ陣でしっかり考えながらですね、戦っていきたいと思います」と力強く言い切った。

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