ロッテ・マーティン 86年落合以来の月間2桁本塁打!「パワーの源」“焼き肉の日”に逆転17号V弾

[ 2020年8月30日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ5―1オリックス ( 2020年8月29日    京セラD )

<オ・ロ>決勝2ランのマーティンらナインはレフトスタンドのロッテファンに挨拶(撮影・井垣 忠夫)
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 常夏のキューバ出身だが、ロッテ・マーティンはあまり日本の夏が好きではない。「とても暑い。でも日本には涼しいドーム球場がたくさんあるからね」。京セラドームで5戦連発、今季8戦6発と無双状態だ。

 1点ビハインドの4回1死まで張奕に打線はパーフェクトに抑えられていたが、中村奨が四球を選ぶと、前日に2打席連続アーチを放った助っ人が初球チェンジアップを捉えた。打球はバックスクリーン右へ弾丸ライナーで飛び込む飛距離130メートルの逆転17号2ランとなった。

 8月に入って10本目のアーチ。球団では86年7月に11本塁打した落合博満以来の月間2桁本塁打で、球団外国人では80年6月にレオンが放った11本塁打以来40年ぶりだ。メジャー通算58発を誇る助っ人も「今はタイミングとリズムが取れている」と絶好調宣言だ。

 ジャパニーズサマーは苦手でも、ジャパニーズフードは最高だ。偶然にも8月29日は「焼き肉の日」。マーティンが知っていたとは思えないが、「暑さを吹き飛ばすパワーの源は、プロテインと焼き肉だね」と打ち明ける。牛肉といえば、米国では分厚いステーキが定番だが、今では網の上で肉を焼くことがお気に入りだ。脂たっぷりのカルビだけでなく、「何でも食べるよ」と米国ではなじみの薄いタンも好物だ。

 首位ソフトバンクを2ゲーム差で追うチームは、これで対オリックスを今季12勝1敗1分けとし、シーズン勝ち越しを決めた。「今日もマーティンが打ってくれたね」と井口監督。勝利の立役者を満面の笑みで称えていた。(横市 勇)

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2020年8月30日のニュース