ヤンキース・田中、残留か移籍か…去就に米メディア早くも注目 FAならドジャース、エンゼルス候補

[ 2020年4月20日 02:30 ]

ヤンキースの田中将大投手
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 ヤンキースの田中将大投手(31)は今季が7年契約の最終年となる。すでにMLBでは、今シーズンが中止となっても、今季終了後にFA資格を得られる選手に資格を与えることで選手会と合意。残留か移籍か、米メディアで早くも去就が注目されている中、共同通信が各担当記者に18日(日本時間19日)までに見通しを聞いた。

 田中について、特にポストシーズン通算8試合での防御率1・76という勝負強さに称賛が集まった。スポーツ専門局ESPNのマリー・リベラ記者は「プレーオフを戦う上で彼以上の選手はいない」とワールドシリーズ制覇に不可欠との認識を示した。

 レギュラーシーズンは6年連続2桁勝利で通算75勝43敗。15~19年は先発でリーグ6位の870投球回で、ニューズデー紙のエリク・ボーランド記者が「長期にわたり存分に活躍できることを示した」と言うように安定感への評価も高かった。

 総額1億5500万ドル(約167億4000万円)でヤ軍入りした田中は17年オフ、FAになれる権利を行使しなかった。今オフは球団からのオファーが前提となるが、ニューヨーク・ポスト紙のダン・マーティン記者は「来季の先発陣は不確定要素が多く、コールの次に田中を置くのは合理的」と再契約が賢明とした。

 一方、昨オフのコールへの巨額投資や新型コロナウイルスで減収が見込まれることはネックとされ、デーリー・ニューズ紙のクリスティ・アカート記者は「契約延長するかどうかは疑問」とみる。FAならコール獲得に失敗したドジャースやエンゼルスが候補に挙がり、契約期間は3、4年との予想が多く、年俸は1600万~2500万ドル(約17億2800万~27億円)と幅があった。

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2020年4月20日のニュース