阪神ドラ4遠藤 初球振らず後悔「振る勇気をもっとつけていかないと」

[ 2020年3月8日 05:30 ]

オープン戦   阪神1―12日本ハム ( 2020年3月7日    甲子園 )

<神・日>7回1死、最初の守備機会を無難にこなし、笑顔を見せる遠藤(撮影・北條 貴史)
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 緊張の時間を乗り切った充実感を上回ったのは、悔恨の思いだった。阪神のドラフト4位・遠藤(東海大相模)は苦い表情で言葉を紡いだ。

 「守備はしっかり準備して、ファームでやってきたことを出せたと思います。打撃は初球振れなかったことが一番悔しくて、そこの振る勇気をもっとつけていかないといけないなと思います」

 7回から遊撃に就き、8回に待望の初打席が巡ってきた。先頭打者として日本ハム・村田と対峙(たいじ)。初球の直球を見逃し、2球で追い込まれて最後は5球目の直球を空振り三振。結果よりもファーストストライクを狙えなかった消極的に映る姿勢を自戒した。同期の井上が初球からスイングしただけになおさらだった。

 守備では唯一飛んできた7回の石井のゴロを無難に処理。「しっかりピッチャーが抑えた打球はアウトにするとずっと心がけていた。それができたのは良かったです」。期間限定の昇格。これから何度も踏みしめる本拠地・甲子園で胸に刻んだプロとしての悔しさは大きな財産になる。(遠藤 礼)
 

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2020年3月8日のニュース