オリ・メネセス契約解除 ドーピング規定違反で1年間の出場停止処分

[ 2019年6月28日 05:30 ]

オリックスのメネセス
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 日本野球機構(NPB)は27日、オリックスのジョーイ・メネセス内野手(27)がドーピング規定に違反したとして、来年6月26日まで1年間の出場停止処分を科したと発表。これを受け、オリックスは同日付でメネセスとの契約を解除した。

 NPBによると、4月9日のロッテ戦での抜き打ち検査で、筋肉増強作用のあるスタノゾロールを摂取した際に生成される物質が検出された。長村裕之球団本部長は大阪市内の球団事務所で対応し、「本人は故意ではないし摂取した経緯は分からないが、処分は厳粛に受け止めると話している」とし、異議申し立てを行う意思はないと説明。再発防止へ、「外国人を含む全選手に時間を割いて指導している。(対策は)常日頃からの教育の徹底だと思う」と話した。

 今季加入したメネセスは29試合で打率・206、4本塁打、14打点。5月4日のソフトバンク戦で右手を負傷し、同5日に出場選手登録を外れていた。

 2軍調整中だったとはいえ新助っ人の退団は痛手で、交流戦2位と浮上の兆しが見え始めたチームにとって、水を差されかねない事態。この日、メットライフドームで全体練習を指揮した西村監督は「ノーコメント。今いる戦力で戦うだけ」と懸命に前を向いた。 (湯澤 涼)

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2019年6月28日のニュース