履正社、春からの成長を示す敗戦 「対応力」テーマに星稜・奥川と対峙

[ 2019年6月9日 14:48 ]

練習試合   履正社3―4星稜 ( 星稜高野球場 )

奥川から本塁打を放ち、次打者・井上(背中)タッチを交わす小深田
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 春からの成長を示す敗戦だった。今春選抜大会1回戦以来の対戦となった星稜(石川)にサヨナラ負けは喫したが、履正社(大阪)・岡田龍生監督(58)は「それぞれが工夫して行くことで変化が起きてくる。何も考えていないということは見られなかったし、対応力が大事になってくる」とうなずいた。

 選抜大会では奥川恭伸投手(3年)からわずか3安打、17個の三振を奪われて零封負けした。この日も4安打で9三振。ただ試合内容には明確な違いがあった。0―2の4回1死、右中間に高校通算17号本塁打を放った小深田大地内野手(2年)は言う。「最初は直球1本で振りに行っていたが、変化球の入りも多いと思ったので」。初回の第1打席では直球に空振り三振。その内容を踏まえて、初球のカーブをとらえた。個人が「対応力」をテーマに打席に入り、今秋ドラフト1位候補と対峙(たいじ)した。

 奥川と投げ合った清水大成投手(3年)は8回4安打3失点と好投。3本のソロ本塁打は浴びたが、両翼91・5メートルの球場ならではのものだった。選抜大会では直前に左手打撲を負ったこともあり、9回9安打3失点。だが「大変、刺激になりました」と奥川との投げ合いが財産となった。「上位から下位まで、力を抜いて投げられる打者がいない」と集中力を保ち続け、11奪三振。「奥川君、エグいっすね。コントロールミスがきわめて少ない。こんな機会を与えてもらって、ありがたいです」と対戦をまたしても財産に変えた。

 敗戦を糧に成長を続ける履正社ナイン。3年ぶり4回目の夏の甲子園出場に向け、対応力を磨いていく。

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