日本ハム・杉谷“カンガルーパンチさく裂”自身2度目サヨナラ打 栗山監督の誕生日前祝い

[ 2019年4月26日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム6―5楽天 ( 2019年4月25日    札幌D )

12回2死満塁、サヨナラ安打を放ち祝福される杉谷(撮影・高橋茂夫)
Photo By スポニチ

 日本ハムの杉谷拳士内野手(28)が25日の楽天戦で、延長12回2死満塁から左越えのサヨナラ打を放った。6―5で4時間27分の死闘を制したチームは、14日以来となる貯金1。杉谷のサヨナラ打は12年8月8日のソフトバンク戦(帯広)以来2度目で、26日に58歳の誕生日を迎える栗山英樹監督に前祝いの白星をプレゼントした。

 開幕戦以来、今季2度目のサヨナラ勝利。お立ち台に立った杉谷はウオーターシャワーの手荒い祝福で全身ずぶ濡れ。会心の一打の余韻に浸り、声も弾んだ。

 「“越えてくれ”の一心で走った。泰示(大田)が一番最初に見えて、抱きつこうと思ったんですけどスルーされて…興奮状態でした!」。満面の笑みでそう答えたが、慣例のヒーローインタビューをベンチで見守るはずのナインはベンチに不在。サイレントトリートメントで祝福されるあたりがムードメーカーらしかった。

 延長12回1死三塁から西川、大田が申告敬遠で歩いて満塁。打席は試合前までチームトップの打率・291を誇る王柏融(ワンボーロン)だったが杉谷は金子誠打撃チーフ兼作戦コーチから心の準備をするように説かれていた。

 「お前に回ってくるから死ぬ気でいけ」

 王柏融が空振り三振に倒れて迎えた打席。「変化球を見送ったら直球一本」。読みは的中し、初球のスライダーがボールとなった後の外角高め直球を左越えに運んだ。昨オフにオーストラリアで行った自主トレで「野生化計画」を掲げた元気印は「見出しは“カンガルーパンチさく裂”でお願いします」と最後まで冗舌だった。

 ミスを取り返す一打でもあった。7回に中田の代走として途中出場も、延長11回無死一塁では送りバントを失敗。再び巡ってきた好機で借りを返し「(バント失敗で)嫌な空気があった。バント失敗していたので気持ちを前面に出していきました」と胸を張った。

 試合終了は午後10時27分だった。栗山監督の58歳の誕生日、26日を迎える1時間33分前に劇打を放ったヒーローは「57歳のサヨナラ記念日ですね」と笑った。頼もしいスーパーサブはチームに欠かせない存在だ。(東尾 洋樹)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年4月26日のニュース