楽天・辰己、走攻守で「初」を記録 ドラ1魅せた「楽しかった」

[ 2019年4月1日 09:00 ]

パ・リーグ   楽天9―4ロッテ ( 2019年3月31日    ZOZOマリン )

4回2死、辰己はプロ初安打となる中前打を放つ(撮影・沢田 明徳)
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 楽天のドラフト1位・辰己が、走攻守で「初」を記録した。開幕3戦目で「9番・右翼」で初スタメンで出場。1点を追う2回1死満塁でのプロ初打席は、バットを振りたい気持ちを押し殺して押し出し四球を選び、プロ初打点を挙げた。

 そして4回だ。2死から有吉のシンカーを中前にはじき返してプロ初安打。「公式戦の初安打はやっぱりうれしかった」。直後にけん制死となったが、持ち前の積極性は消えない。8回の先頭で四球を選ぶと、プロ初盗塁に成功。8回の守備では右前に落ちそうな打球をダイビングキャッチするビッグプレーも披露した。初安打、初打点、初盗塁。「試合に出られて楽しかった」と振り返った。

 3月20日、立命大卒業式は欠席した。「行くつもりもなかった。今は野球が大事なので」。開幕1軍が決まると、恩師の後藤昇監督に連絡し「レギュラーを獲れ」と激励された。開幕スタメンこそオコエに譲ったが、「そこが全てじゃない」と言い切る。今季初観戦した三木谷浩史オーナーが「凄く振れていてビックリした。足も速いし、活躍してほしい」と期待する。目標は新人王。辰己はここから結果を積み重ねていく。 (重光 晋太郎)

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2019年4月1日のニュース