阪神・藤浪、課題克服ならず…制球乱れ4回4安打6四死球で3失点

[ 2019年2月24日 14:29 ]

オープン戦   阪神―中日 ( 2019年2月24日    北谷 )

<中・神 OP戦>力投する阪神・藤浪
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 阪神・藤浪晋太郎投手(24)が24日、沖縄・北谷で行われた中日とのオープン戦に先発登板。4回71球を投げ、4安打6四死球で3失点だった。

 初回は、先頭の京田を直球と変化球で簡単に2ストライクと追い込み、低めの変化球で空振り三振。続く亀沢は1ボール1ストライクからニゴロに打ち取った。大島は9球粘られて四球で出塁を許したものの、モヤの打席で盗塁を試みた大島を梅野が刺殺した。

 しかし、2回に課題だった制球が乱れだした。モヤを左飛に打ち取り1死としたが、阿部には1ボールからの2球目が抜けて頭部付近に。続く3球目を左前打された。井領にも1ボール1ストライクから高めに抜け、続く4球目を右前打されて1死一、二塁。石川は中飛に打ち取り、木下に四球を与えて2死満塁としたが、渡辺をニゴロに仕留めて無失点で切り抜けた。

 3回は、京田に2ボールから右前打され、亀沢のニゴロで1死三塁。大島の一ゴロを木浪が野選して1失点した。2死後、阿部、井領に連続四球を与えて満塁としたが、石川を右飛に仕留めた。

 4回は、木下に初球に続いて2球目も抜けて死球を与えた。渡辺にはストレートの四球で無死一、二塁となり、京田には、初球を同点の右中間適時二塁打された・1死後は、遠藤に右犠飛されて勝ち越しを許した。モヤは低めのボール球で空振り三振に仕留めた。

 キャンプでは、制球力の改善のため、精力的に投げ込んだ。19日は午前中だけで自己最多を更新する120球を投げ、午後からの個別練習でも171球を加えて計291球。中1日を空けただけの21日も再び2部構成で98球、160球の計258球を投げ、意欲的に腕を振り続けたが、この日は再三、抜ける球があり、ストライクとボールがはっきりするなど課題克服とはならなかった。

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