広島・野村 ヤクの“足攻”封じる「メンタルが動かないように」

[ 2018年3月10日 05:30 ]

リラックスした表情で練習を行う野村
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 広島・野村祐輔投手(28)が10日、ヤクルト戦(マツダ)でオープン戦2度目の先発。敵となった河田守備走塁コーチの“揺さぶる宣言”を受け、泰然自若の投球で足攻を封じる意気込みを示した。3週間後に迫った3・30開幕中日戦(同)の先発最右翼。初の大役へ、ツバメを斬って突き進むつもりだ。

 練習が始まった午前10時の気温9度。震える寒さの中、野村は本拠地マツダスタジアムで、キャッチボールやショートダッシュなどに汗を流した。今春2度目の実戦登板。相手は同じセ・リーグの覇権を争うヤクルトだ。

 「ケガで出ていなかった選手もいるので、チームとしていろいろ確認したい。自分としてはしっかり、いい入りができるように」

 登板前に敵の首脳から挑発された。広島から移籍した河田守備走塁コーチが「今年は違うというところを見せたい」として、機動力を使って揺さぶることを明言。昨季まで2年間在籍し、連覇に貢献した名伯楽の発言だけに看過はできない。

 「河田さんは昨年と一昨年、ボクを含めたカープの投手を見ているんでね。けん制し合うじゃないけど、そういう一面もあるので」

 報道陣から、敵の足攻宣言を聞かされた右腕はニヤリ。クセを偽って見せる可能性には「そこまでは考えていない」と笑い飛ばしつつ、冷静に「足を使われるとやっぱり気になる。そこでメンタルが動かないように」と自らに言い聞かせた。

 ちなみに昨季、野村登板時の盗塁企図数は13個。ヤクルト戦は2度先発したのみで、5月に1度だけ山田に二盗を許している。「どういうチームかは、わかっている。それこそ確認」。仕上げの段階でも、登板機会は有効に使うつもりだ。

 名乗りを上げた開幕投手に直結する試合でもある。今春実戦初登板となった、前回3日の西武オープン戦(佐賀)は3回を2安打零封。残りの調整期間を考えると、今回のヤクルト戦登板後にも、初の大役指名を受ける可能性は十分ある。

 「ま、自分のやるべきことは変わらない。去年より対外試合の登板が少ないので、明日もしっかり投げられるように頑張りたい」

 敵の機動力を封じる快投へ。安定感がキラリと光る右腕、ステップに乱れはない。 (江尾 卓也)

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