虎のロザリオ11日にも誕生!超ビッグ契約球団新助っ人最高俸4億円

[ 2017年12月9日 05:30 ]

前韓国・ハンファのロザリオ
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 阪神がウィリン・ロザリオ内野手(28=前韓国ハンファ)と近日中に正式契約を結び、早ければ週明けの11日にも獲得を発表することが8日、分かった。

 この日、海外メディアが一斉に阪神移籍を報道。ドミニカ共和国の新聞「エル・カリベ」は、阪神の新助っ人では球団史上最大級となる2年総額750万ドル(約8億5000万円)の破格条件で契約間近であると報じた。

 新助っ人では球団史上最大級の超大型契約が、成立まで秒読み段階に入った。この日、ドミニカ共和国の首都サントドミンゴの新聞「エル・カリベ」(電子版)は、ロザリオが8日(現地時間7日)に米国ニューヨーク州でメディカルチェックを受け、パスしたと報道。1年目が350万ドル(約4億円)、オプション付きの2年目が400万ドル(約4億5000万円)、2年総額750万ドル(約8億5000万円)という超破格条件で契約間近であると報じた。

 この日は、海外からロザリオ関連情報が続々と飛び込んできた1日だった。午前5時頃には、米国のスポーツ専門局ESPNのジェリー・クラスニック記者がツイッターで「ロザリオが日本の阪神タイガースと契約した」とツイートした。そこに別の米国メディア記者も「ロザリオは日本の阪神タイガースと2年700万ドル(約7億9000万円)〜800万ドル(約9億円)で契約した」と続いた。そしてそのトリを飾る形で「エル・カリベ」が詳報を繰り出した。

 この日、取材に応じた谷本修球団本部長は「そういう(阪神と契約したという)噂も出ているみたいですね。そちら(海外)から話が出てきても不思議ではないですがね」と海外メディア発の情報を否定せず。一方で交渉の進ちょく状況については「身分照会が終わりました。これから本格的にやっていきたいと思います。(渉外担当の)後発隊も、アメリカに到着したと連絡を受けています」と慎重に言葉を選んだものの、ニューヨークでの接触の可能性をにおわせていた。今後は10日までに正式契約を結び、11日にも獲得発表となる見込みだ。

 「エル・カリベ」の報道通りなら、1年目の年俸約4億円は球団の新助っ人では97年のグリーンウェルと同等の球団史上最高額。その金額がリーグ優勝、日本一へ向けた球団の本気度を物語る。

 ロザリオは5日付のドミニカ共和国の新聞「エル・ディア」(電子版)で「韓国での2年間で素晴らしい経験を積み、多くのことを学んだ。ただ時は他の選択肢を私に与えた。後々、いいことが私に訪れると信じている」とコメントしている。優勝請負人が阪神に正式加入する日は、もう目前だ。

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2017年12月9日のニュース