西岡 遊撃争い殴り込み 4年連続ダウンも感謝「チャンスいただける」

[ 2017年12月9日 05:30 ]

契約更改を終えた西岡はファイティングポーズで意気込みを表現
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 阪神の西岡剛内野手(33)が8日、西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4年連続ダウンとなる1500万減の年俸7500万円(推定)で一発更改した。今季は32試合出場で左アキレス腱(けん)断裂からの復帰を果たしたが、来季は二遊間のレギュラー獲りに挑む。

 球団から提示された額は、いくらでも良かった。4年連続のダウンも覚悟できていた。来年もまだ野球ができることが、今は本当にうれしいからだ。

 「提示された額に対して感謝しています。ここ数年、ケガが続いていますので。その中で契約してもらって、来年またチャンスをいただける。本当に感謝しています」

 14年は守備中に福留と交錯して左肩鎖関節の脱臼や左右の肋骨を骨折。シーズン後に右肘遊離軟骨の除去手術を受け、15年は右肘屈筋挫傷を発症した。16年7月20日の巨人戦では左アキレス腱を断裂…。今季7月17日の広島戦で362日ぶりに1軍戦出場も32試合出場に止まり、完全復活は来季に持ち越されていた。

 「今年は復帰に向けて甲子園のグラウンドに立つことだけ目標にしていたので。それをクリアできた。来季は最高なシーズンにしたいと」

 手応えは十分すぎるほどにある。最年長として参加した安芸での秋季キャンプでは遊撃にも挑戦。激しいメニューにも完走し、若手にも負けなかった。現在もトレーニングを継続。新たな目標となるレギュラー奪回へ強い意気込みを口にした。特に大和がFA流出した遊撃のポジションは狙い目だ。北條、糸原、植田らがライバルとなる。

 「スキがあるポジション。そこは貪欲に狙っていく。ショートも、セカンドも僕が守ってきたポジションというのは狙っていきます。(若手との争いも)全てに勝つ気持ちで僕はいてます。2018年というのは、僕の中で本番。言い訳できない年」

 ここまで堂々とレギュラー奪取を宣言するのは、相当な自信があるからに他ならない。 (山本 浩之)

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2017年12月9日のニュース