金本監督に…地獄トレに…阪神 ドラ指名5選手が秋季C見学でビビった

[ 2017年11月18日 06:23 ]

キャンプ見学に訪れたドラフト指名選手の(左から)石井、島田、高橋、馬場と笑顔で話す金本監督
Photo By スポニチ

 今秋ドラフト会議で阪神から指名された1位の馬場皐輔投手(22=仙台大)ら5選手が、秋季キャンプが行われている高知・安芸を訪問した。

 これが、あの金本監督か…。仮契約を終えた新人は、指揮官の圧倒的な存在感に、ビビったようすで「オーラが凄かった」と口をそろえた。しかも、指揮官自ら30メートルダッシュ2本を全力で消化。馬場は大学生離れした屈強な体の持ち主だが「(金本監督は)ガッチリしていて…」と、現役選手さながらの肉体を誇る指揮官に感服。「(選手の)みなさんも自分より体が大きくて。自分はまだまだ足りないと感じた。練習を見て新たな感覚が出てきた。怪我をしない体づくりをしないといけない」と覚悟を新たにした。

 オーラを感じただけではない。噂で耳にしていた“地獄トレ”が目の前で繰り広げられていた。投手、野手ともに“鬼ノック”や走り込みに悲鳴をあげて倒れ込んだ。ドラフト2位の高橋が4年間鍛え抜いた亜大も、練習の厳しさでは大学トップレベルと言われている。それでも高橋は「大学では走れないほうではなかったが…。走り込みはこれまでもしてきたが、まだまだだと思った」と持っていた自信は簡単に崩れた。

 新人5選手は、ブルペンで岩貞らの投球も見学。プロの球を初めて間近で体感し、馬場は「(想像以上に)キレがあった」と驚いた。ローテーション争いのライバルになるであろう左腕の投球をしっかりと目に焼き付けた。異例となった秋季キャンプ見学の効果は絶大。練習が終了すると、全員が「しっかり練習についていけるようにしないといけない」と目の色を変えた。見て、ビビッて、驚いた一日。オフ期間に進むべき、確かな道が見つかった。(河合 洋介)

続きを表示

2017年11月18日のニュース