広島 巨人以来セ48年ぶり!2年連続ベストナイン5人

[ 2017年11月18日 06:34 ]

広島の菊池
Photo By スポニチ

 セ、パ両リーグは17日、今季のベストナインを発表した。セ・リーグ2連覇を果たした広島からは両リーグ最多得票を集めた丸ら最多5選手が選ばれた。

 2年連続5選手以上の選出はセ・リーグでは1968、69年の巨人以来、48年ぶりの快挙となった。

 宮崎県日南市での秋季キャンプに参加している丸は2年連続3度目の受賞に「1年間、出続けた上で評価してもらっての賞。走攻守どの数字も一定の数字を残したので選んでいただけたのだと思います」と素直に喜んだ。

 1番を打った1試合以外、3番で先発出場した今季は打率・308でともに自己最多となる23本塁打、92打点をマーク。昨年に続く12球団最多5人の選出に「多いですね。センターラインをカープで独占したのは誇りに思う」と話した。

 何より嬉しかったのは同い年の「タナキクマル」3人揃っての受賞だった。「ゴールデングラブ賞では(田中が)落選してしまったので、今回はうれしいですね」。9日に同賞が発表された際には「同学年の3人で獲れたら、これほどうれしいことはない」と話しており、賞こそ変わったが、思いはかなった。

 大分・湯布院でのリハビリキャンプに参加中の田中と菊池は、球団では75年の大下、三村以来、42年ぶりの二遊間同時受賞となった。主に1番を打った田中は自身初タイトルとなる盗塁王(35盗塁)と最高出塁率(・398)を獲得していたが「選ばれると思っていなかったので驚いています。来年も遊撃手としてベストナインを獲れるように頑張ります」と初受賞に驚きを隠さなかった。

 こちらも意外に初受賞となった菊池も「光栄です」とコメント。今季もリーグ最多の30犠打を記録する一方、打撃に制約の多い2番を打つ中で打率・271、自己最多の14本塁打を放つなど存在感を示した。

 初めての3人揃い踏みは、来季のリーグ3連覇、34年ぶりの日本一へ向け、さらなる自信となったはずだ。(柳澤 元紀)

続きを表示

2017年11月18日のニュース