“元祖”侍J稲葉監督 康晃ジャンプ歓迎 韓国戦で「流れ変えた」

[ 2017年11月18日 05:30 ]

稲葉監督(左)はオコエを打撃指導する
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 侍ジャパンは17日、東京ドームで全体練習を行った。前夜の韓国戦での逆転サヨナラ劇について稲葉篤紀監督(45)は、守護神・山崎康晃投手(25=DeNA)へのジャンプ応援が勢いを呼んだと力説し、ファンに再び「康晃ジャンプ」を求めた。決勝進出をかけて争う18日の台湾戦に備えて、韓国―台湾戦の視察も行った。

 一夜明けても韓国戦の激闘の余韻が残った。稲葉監督は1点ビハインドの9回裏に同点押し出し四球を呼んだ要因に、直前の山崎の好投を指摘。球場全体で盛り上げた「康晃ジャンプ」に感謝した。

 「あの雰囲気はファンの皆さんも一緒につくってくれた。力をいただいた」。横浜スタジアムでは登板時、テーマ曲に合わせてヤスアキコールと同時にファンがジャンプする。「僕も“稲葉ジャンプ”で雰囲気、流れを変えていただいたので」。現役時、得点圏で起こる稲葉ジャンプは札幌ドームの風物詩で、中継映像も激しく揺れるほどだった。

 3者凡退で流れをつかんだ山崎も「僕自身も、あれは一つの武器だと思っている」。指揮官から守護神に伝承されたジャンプが、侍ジャパンを勇気づける。 (後藤 茂樹)

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2017年11月18日のニュース