DeNAウィーランド 17日の第3戦へ意欲「次のステージへつなげたい」

[ 2017年10月16日 18:30 ]

ダッシュするDeNA・ウィーランド
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 DeNAのウィーランド投手がスライド登板が見込まれる17日のCSファーストS第3戦・阪神戦(甲子園)へ向け意欲を示した。

 この日16日の先発が有力視されていたが、悪天候により午後3時に中止が発表された。球場に隣接する室内練習場で軽めの調整を終え、「負けたら終わりの状況で、チームがつなげてくれた。自分は次のステージへつなげたい」と2年連続のCSファイナルS進出へ導くことを誓った。

 今季はローテーションの柱として回り、球団助っ人初の2桁となる10勝2敗、防御率2・98。抜群の安定感を誇り、21先発中17度のクオリティースタート(QS・6回以上、3自責点以下)をマークし、QS率は81%と高い数字を残した。

 阪神戦は2試合で2勝、防御率1・76と得意とした球団の一つ。いずれも敵地・甲子園での登板だった。相性は良いが「プレーオフは意味合いが違う。今までのイメージは捨てたい」と引き締め直した。

 また打撃の良さも光り、ウィーランドの存在をきっかけとしてDeNAは投手を8番に置く打順を固定させた。今季3本塁打は、球団の投手では76年の平松政次氏以来、41年ぶり。「打撃にはプライドを持ってやっている。まずは投球に集中したいが、自分を助けることにもなる」と8番目の野手としての役割も見逃せない。1勝1敗で迎えた最終決戦へ、静かに闘志を燃やしていた。

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2017年10月16日のニュース