【追球】楽天・嶋 二兎を追って一兎も得られなかった挟殺プレー

[ 2017年7月2日 08:20 ]

パ・リーグ   楽天9―10ソフトバンク ( 2017年7月1日    Koboパーク宮城 )

<楽・ソ>5回無死一、三塁、川崎の一ゴロで挟まれた三走の甲斐がタッチをくぐって生還
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 二兎(と)を追って一兎も得られなかった。楽天が勝機を逸したのは、4―2の5回。無死一、三塁から川崎の一ゴロを枡田が本塁に送球し、捕手の嶋は三塁走者の甲斐を三本間に挟み込んだ。

 ここで三塁に向かった一塁走者の上林と三塁に戻ろうとした甲斐を同時にアウトにできると判断した。挟殺プレーを中断し、三塁に送球。上林から先にアウトを奪い、三塁から再び甲斐を追い込もうとした。ところが上林へのタッチはセーフ。本塁送球も間に合わず、甲斐の生還も許した。梨田監督は「防げるミスだった。考え方は良かったけど、走者(甲斐)がホームに近かった」と指摘。嶋も「(2つアウトを狙えると思った)僕の判断ミス」と肩を落とした。

 このプレーがきっかけでこの回一挙7点を失い、逆転を許した。両軍合わせて19得点の打撃戦の中で、痛恨の挟殺プレーとなった。 (君島 圭介)

 ▼楽天・美馬(自己ワーストの10失点で2敗目)打線がたくさん点を取ってくれたのに申し訳ない。何もできなかった。

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2017年7月2日のニュース