プエルトリコ、延長11回サヨナラ勝ちで2大会連続決勝進出

[ 2017年3月21日 14:28 ]

WBC準決勝   プエルトリコ4―3オランダ ( 2017年3月20日    ドジャースタジアム )

延長11回、サヨナラ勝ちで決勝進出を決め、喜ぶプエルトリコの選手たち (AP)
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 WBC準決勝が20日(日本時間21日)、米ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われ、前回準優勝のプエルトリコ(2次ラウンドF組1位)がタイブレークの延長11回、4―3で前回4強のオランダ(E組2位)にサヨナラ勝ちを収め、2大会連続で決勝に駒を進めた。オランダは初の決勝進出はならなかった。

 オランダは初回、2死三塁から4番バレンティン(ヤクルト)が左翼スタンドへ飛び込む2点本塁打を放って先制。しかし、プエルトリコはその裏、1死二塁からコレア(アストロズ)がオランダ先発バンデンハーク(ソフトバンク)の変化球を捉えて左中間へ2ランを叩き込んで2―2の同点に追いつくと、2回には2死からT・J・リベラ(メッツ)が左越えソロを放ち、あっという間に勝ち越しに成功した。

 オランダは5回、バレンティンの左翼フェンス直撃の二塁打から2死一、二塁のチャンスをつくると、ザラーガ(レッズ)が左中間へ適時二塁打。バレンティンが同点のホームを踏んだが、一塁走者のJ・スクープ(オリオールズ)はタッチアウトとなり、ビデオ判定でも覆らなかった。

 その後は両チームとも走者を出しながらも得点が奪えず、3―3のまま延長戦に突入。10回、プエルトリコは先頭のリンドア(インディアンス)が右前打で出塁したが、後続が凡退した。

 大会規定により、11回以降は無死一、二塁から始まるタイブレーク制に。オランダは1死満塁の好機を生かせなかったが、プエルトリコはその裏、1死満塁でE・ロサリオ(ツインズ)が中犠飛を放ち、4時間を超える激闘に決着をつけた。

 日本は21日午後6時(日本時間22日午前10時)から行われる米国との準決勝に勝てば、プエルトリコと22日午後6時(同23日午前10時)からの決勝で対決する。

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