阪神・梅野が結婚 福岡出身年上女性と、21日婚姻届提出

[ 2017年3月21日 06:30 ]

一家の大黒柱としての意気込みを色紙に書いた梅野
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 阪神・梅野隆太郎捕手(25)が結婚することが20日、分かった。お相手は福岡県出身で27歳の一般女性。小学4年の春に卵巣がんで他界した母・啓子さん(享年34)の50回目の誕生日となる21日に恩返しの思いも込めて婚姻届を提出する。

 「3月21日」―。梅野にとって今までも、これからも、ずっと特別な日だ。感謝、そして、正捕手定着を期すプロ4年目への決意を込め、人生の門出の日に選んだ。

 「母がいなければ、こうやって毎日、ユニホームを着て、野球をできていない。プロ野球選手になれたことも、結婚できることも、すべては産んでくれた母のおかげ。感謝の思いしかない。開幕前という大事な時期ですが、母の誕生日に婚姻届を提出して、自分の中で、今季に懸ける気持ちも、より強くなっている。母も、きっと喜んでくれていると思います」

 生前、啓子さんは病床で父・義隆さんに「隆太郎をプロ野球選手にして…」と思いを託した。自身の一番の“ファン”だった母の誕生日を記念日にしたのは感謝の思いから。同時にプロでの飛躍、社会人としての独り立ちを誓った。

 人生のパートナーに選んだのは福岡県出身の一般女性で、福岡大3年だった12年夏に知人の紹介で出会った。第一印象から「年上で社会人だったし、大人の女性だった」と好感を持ち、秋には交際をスタートさせた。昨春から芦屋市内で一緒に暮らし始めた。美容師だった彼女は夢をあきらめて全面サポート。「アスリートフードマイスター」の資格も取得した。

 今年1月、5月で28歳になる彼女に28本のバラを渡し「結婚してください」とプロポーズ。「野球に集中できる環境を作ってもらっているし、その分、結果を残さないといけない。もう独りじゃないんで」。開幕マスクは決定的な状況。一家の大黒柱となり、猛虎の屋台骨も支える覚悟だ。

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2017年3月21日のニュース