多和田スローカーブ使える!「投球の幅広がった」

[ 2017年3月21日 05:30 ]

オープン戦   西武3―2楽天 ( 2017年3月20日    メットライフドーム )

<西・楽>4回無死、島内の打球に手を上げる多和田
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 西武の先発・多和田が5回2/3を2失点の粘投。10安打を浴びたが試合をつくり、「一番は粘れたこと。カーブが思った以上に良かった。緩急差も使えるので投球の幅が広がった」と振り返った。

 調子は悪かった。体の開きが早く直球はシュート回転し、スライダーも浮いた。窮地をしのいだのは今年から本格的に取り組む100キロ台のカーブだ。初回2死二塁、5回2死二、三塁のピンチで島内をいずれも二ゴロ。辻監督は「打者は追い込まれるとカーブは頭にない。あいつはハンデ(花粉症)を背負っているから」と冗談交じりに称えた。

 ルーキーながら7勝をマークした昨年に球団の弾道測定器で投球を計測したところ、多和田のカーブは他の投手より回転数が多かったという。今季初登板は4月4日、オリックスとの本拠開幕戦となる予定。隠れた宝刀は大きな武器になりそうだ。 (平尾 類)

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2017年3月21日のニュース