藤浪は“変化球侍” 曲がり鋭いWBC球の特性生かす

[ 2017年2月25日 08:21 ]

侍ジャパン強化合宿 ( 2017年2月24日    宮崎市・宮崎県総合運動公園 )

権藤コーチが見守る中、ブルペンで投げ込む藤浪
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 「侍仕様」の投球でライバル球団の正捕手をうならせた。侍ジャパン・藤浪が合宿2日目で初めてブルペン入り。小林相手に55球中、変化球が7割近い37球という内容で、新スタイルの仕上がりの良さを見せつけた。

 「受ける捕手が普段と違うので、どの辺にどの軌道で投げるというのは話しておかないと。状態は上がっているので、しっかりコンディションを整えて、最高の状態で臨む。それしかない」

 カーブ、スライダー、カットボール、フォーク、ツーシーム。特にWBC球ではカット、ツーシームが左右により鋭く曲がる。本番でもバッテリーを組む可能性が高い小林は「スピードもあるし、曲がり球、シュート系のボールも力がある。一番良い球を投げてもらえるようにしたい」とサポートを約束した。

 小久保監督は藤浪の起用法について「まだ決めていない。(練習試合で)2回ぐらい登板があるので、その内容でどこの国に行かせるか決めたい」とした。28日の台湾プロ選抜戦(ヤフオクドーム)での登板が濃厚。本来の剛に加え、柔も身につけた藤浪が出陣を待つ。 (山添 晴治)

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