ヤクルトドラ2星 光る変化球 直球だけじゃない!フリー打撃でキレキレ

[ 2017年2月25日 05:30 ]

フリー打撃に登板したヤクルト・星
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 最速156キロ右腕の持ち味は、直球だけではなかった。ヤクルトのドラフト2位ルーキー・星(明大)が今キャンプ初のフリー打撃登板で山崎、広岡に対して70球を投じ、安打性は5本。光を放ったのは、ツーシーム、スライダー、フォークを投じた変化球だった。

 「力が入ってしまった。きょうは赤点。変化球も良くなかった」と本人は謙遜したが、ネット裏の他球団の評価は違った。巨人・吉原孝介スコアラーは「変化球がブルペンより良かった。ゾーンにまとまっている。また、てごわいのが出てきた」、中日・善村一仁スコアラーも「1年目から脅威」と警戒した。

 この日の直球は最速147キロ。疲れと打者相手による力みから「(上体が)突っ込んで、体の開きも早かった」と首を横に振る。それでもセ・リーグのライバル球団の007に十分なインパクトを与えた。

 3月上旬のオープン戦で初の実戦マウンドを予定。「日々、課題を持ちながら、やっていきたい」。打撃投手後のブルペンではシュートも確認した守護神候補が着実にステップを駆け上がっている。 (川手 達矢)

 ▼ヤクルト・真中監督 ここまで順調にきている。(起用は)短いイニングでいくイメージ。

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2017年2月25日のニュース