藤浪 WBC球で全球種投げた 3度目ブルペン、フォーク含め最多55球

[ 2017年1月24日 05:30 ]

ブルペンでフォークを投げ込む藤浪
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 指揮官の“ノルマ”も望むところだ。阪神・藤浪晋太郎投手(22)が23日、鳴尾浜球場で自主トレ。22日に金本監督が「長いイニングを投げてくれたらベンチもブルペンも助かる」と、フル回転を期待する発言をしたことに「それが一番の役割」と即応した。

 「長いイニングを投げて試合をつくるというのが先発の仕事なんで。そこは徹底していきたい」

 5年目を迎えるシーズンの目標に、自ら掲げたのが「200投球回」。金本監督も、同じ高卒5年目で20勝&200イニングを達成した元阪神・井川のような働きを求めている。高いハードルには違いないが、チームのエースと呼ばれるような投手なら狙うべき数字だ。打線との兼ね合いもある勝ち数はともかく、イニング数は自分の内容次第。ケガなく、チームに信頼される投球を続けられば手が届く。

 「自分が投げる試合は中継ぎの方が楽をしてもらえるようにしたい」

 この日、今年3度目のブルペン入り。これまで投げていなかったフォークを含め、捕手を座らせて最多の55球を投じた。「たまたま小豆畑さんが防具を着けていたので(フォークを)投げられるチャンスと思った」。これで、ここまでにWBC使用球でカットボールやツーシームなど全球種を試投した。今日24日発表の侍ジャパン入りは確実。自身は例年より早めの“開幕”となるが、長いシーズンが終わるまで先発の役割を全うし続ける覚悟だ。(山添 晴治)

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2017年1月24日のニュース