ハム 室内練習場人工芝を全面張り替えへ 7月中旬、札幌Dと同仕様に

[ 2017年1月24日 08:15 ]

人工芝の全面張り替えが決まった札幌市内の日本ハム室内練習場
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 前線基地を整備する!日本ハムが今シーズン途中に札幌市内の室内練習場の人工芝の全面張り替えを行うことが23日、明らかになった。本拠地でもある札幌ドームで使用されているものと同仕様の芝に変更する予定。シーズン中は隣接する合宿所で起居する大谷翔平投手(22)ら主力選手も練習を行うことが多いだけに選手にとっては朗報だ。

 悲願の日本一連覇へ施設を充実させる。現時点で正式な改修日程は決まっていないが、7月中旬の球宴休みを利用し、札幌市内の室内練習場の人工芝を現在の札幌ドームと同仕様の芝に張り替える見込みだ。

 現在の人工芝は04年の東京から北海道への本拠地移転にともない室内練習場が建設された03年11月から13年以上も使用しており、現在の札幌ドームの人工芝とは異なる。巻き取り式で老朽化が激しく、選手たちの下半身への負担も増しており、球団は改修に踏み切る。

 故障者のスムーズな戦列復帰も可能となる。故障で離脱した選手は千葉・鎌ケ谷の2軍施設でリハビリを行うが、札幌ドームで1軍に合流する際は同練習場で最終チェックを行うことが多い。昨季終盤に左足首を痛めて離脱した抑えのマーティンも、ソフトバンクとのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ(10月12〜16日、札幌ドーム)で戦列に復帰する直前の数日間で練習を実施。人工芝を張り替えれば負担も減り、本拠地の芝にも対応しやすくなる。

 昨季はソフトバンクとの最大11・5ゲーム差をはね返して4年ぶりのリーグ優勝を達成。ポストシーズンも快進撃を続け、広島との日本シリーズを制して10年ぶりの日本一にも輝いた。それでも栗山監督は「日本一にはなったけど、決して日本一のチームではない」と選手にさらなる成長を促す。球団もチームを全面的にサポートする方針で室内練習場の人工芝の張り替えもその一環だ。

 シーズン中、大谷は室内練習場に隣接する合宿所を生活の拠点とする。先発調整で同練習場を使用することも多いだけに、人工芝の張り替えは「二刀流」にとっても朗報と言える。

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2017年1月24日のニュース