来秋ドラフト上位候補 履正社・安田 新打法で本塁打量産だ!

[ 2016年12月24日 13:55 ]

新打法で本塁打量産を誓う履正社の安田(右端)ら大阪府選抜高校チーム
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 ニュー安田で“7冠締め”だ! 明治神宮大会で初優勝を飾った履正社を中心とした大阪府選抜高校チームが23日、新大阪駅から東京経由で台湾遠征へ出発した。高雄と台中で計4試合を予定。30日に帰国する。来秋ドラフト上位候補に挙がる履正社の安田尚憲内野手(2年)が新打法で本塁打量産を誓った。

 初の国際試合、初の木製バットでも求められるのはやはり長打だ。安田は「国際試合は初めてなのでいい経験になると思います。木のバットですが、1本打つことができれば」と決意を語った。今月中旬には明大と兄・亮太が主将を務める三菱重工名古屋で1週間の武者修行。「いつもと違う環境で勉強になりました。みんなに伝えたい」と充実感をにじませた。

 今冬から新打法に取り組んでいる。従来よりテークバックを大きくとり、外の球を強く打ち返す練習を繰り返してきた。早実・清宮に匹敵する左の長距離砲は高校通算44本塁打を誇るが、左翼への本塁打が1本もない。岡田龍生監督の指摘を受け、逆方向への強い打球を徹底してきた。

 24日のクリスマス・イヴから4連戦。大阪府選抜は若林主将、右腕の竹田ら履正社の選手が9人を占める。ことしに限れば、春夏の大阪大会、春秋の近畿大会に加え、いわて国体、明治神宮大会と実に6冠に輝く履正社。いざ7つ目のタイトル奪取へ−。上宮太子、近大付、北野、桜宮などの高校から集まった総勢18人で頂点を狙う。(吉仲 博幸)

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