若虎注目度上昇!阪神 異例2軍キャンプツアー12年ぶり復活へ

[ 2016年12月24日 09:13 ]

2月の阪神春季安芸2軍キャンプ
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 これも『超変革』効果だ。阪急交通社が例年開催している「阪神タイガースキャンプ見学ツアー」で、05年以来12年ぶりに2軍キャンプ地・安芸へのツアーが復活することが23日、分かった。

 今季就任した金本知憲監督(48)が多くの選手を積極起用したことで若虎への注目度が上昇。常連客からの要望も多く、異例の「2軍キャンプツアー」が組まれることになった。

 金本監督の『超変革』采配が旅行会社まで動かした。就任1年目から新人やほとんど1軍経験がなかった選手を積極起用。結果的に若虎たちの知名度は飛躍的に高まった。そんな機運に敏感に反応したのが、例年「阪神タイガースキャンプ見学ツアー」を開催している阪急交通社だった。

 「今季は若い選手がたくさん出たので、それを見たい人も多いのでは。安芸へのツアーも来週から発売する予定です。宜野座でキャンプが始まってからはあまりやっていなかったのですが、リピーターのお客さんからも要望が多かったので」

 担当者によると、27日から電話で申し込み受け付けをスタート。28日からはWEB上でも募集を開始する。

 阪神は03年から沖縄・宜野座での春季キャンプ地を開始。安芸2次キャンプ(12年以降は取りやめ)の期間が短縮された06年以降は「応援ツアー」も沖縄だけで一本化されていた。来春は05年以来12年ぶりの復活となり、しかも現在は2軍のみのキャンプ地となっているだけに異例のことだ。

 同担当者は「今年の沖縄キャンプツアーの時にアンケートを取ったんですが、『安芸でもやってほしい』という声が多かった」と説明。抜群の人気、知名度を誇る掛布2軍監督の存在も大きい。

 一方、すでに発売中の1軍キャンプ地・宜野座への見学ツアーの売り上げも好調だ。1泊2日、2泊3日の二つのプランのうち、2泊3日プランはほぼ完売。「例年は1泊2日から売れていくのですが、今年は違いますね。年内に売り切れることも珍しい」。大物・糸井の加入の影響についても「もちろん、あると思います」と強調した。

 今季活躍した高山、北條、原口ら若虎は来春キャンプは1軍スタートが確実。ただ、金本監督は激しい競争の継続を明言しており、来季も2軍から頭角を現す選手が出現することは想像に難くない。異例の安芸キャンプツアーは、金の卵にいち早く目を付けるビッグチャンスとなりそうだ。

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