回を重ねるほど抑えていく投手1位はロッテ石川 2位は意外なあの人

[ 2016年11月29日 08:00 ]

なんでもランキング

最優秀防御率投手賞を受賞したロッテの石川
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 投手の分業が進み、先発の完投が年々減っている。今季12球団の完投数合計は93で、4年連続で2リーグ制後の最少を更新した。試合後半になって先発の球威が落ちたり打者の目が慣れると、完投も難しくなる。では試合後半も前半と同様に、またはそれ以上に打者を抑えられる投手は誰か。今季規定投球回に到達した26人のうち、打順3巡目以降の被打率が低い投手をランク付けした。

 1位は防御率2・16でタイトルを獲得した石川(ロ)で、3巡目以降の被打率が・2186。2位はわずか1毛の僅差で、小川(ヤ)が・2187でつけた。石川のトップは順当だが、小川は両リーグワーストの防御率4・50ながら意外なランクインだ。3位は有原(日)で・223。トップ3には20代中盤の若手投手が並んだ。

 石川は打順1巡目の被打率が・266、2巡目は・226。打順が回るほどよく抑えている。スタミナに加え、慣れた相手の目先を変える投球術が光る。なお規定投球回未満の先発では、5完投3完封の山口(D)が・217と好成績。そして特筆すべきがパMVPに輝いた大谷(日)で、驚異の・115。球界の常識を破る二刀流右腕は、どこまでも規格外だ。 (記録課・矢吹 大祐)

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2016年11月29日のニュース