阪神・北條 3倍増!2200万円 来季は打率3割&2桁アーチ

[ 2016年11月29日 05:30 ]

笑顔で来季への意気込みを語る北條
Photo By スポニチ

 阪神6選手の契約更改が28日に西宮市内の球団事務所であり、北條史也内野手(22)は730万から約3倍増の年俸2200万円で一発サインした。入団4年目の今季は自己最多の122試合に出場するなど飛躍。正遊撃手定着を期待される来季へ向けて(1)打率3割(2)2桁本塁打(3)ベストナインの3大目標を掲げた。(金額はすべて推定)

 北條は約10分間という短い時間で交渉を終えた。注目の契約更改は1470万増の2200万円で一発サイン。4年目の飛躍が認められて約3倍増を勝ち取っても、引き締めた表情は最後まで崩さなかった。

 「まだ1軍では1年目なので、(契約に関して)何も言いたくない気持ちがあった。試合に出してもらって、監督とコーチに感謝しないといけない気持ちでいっぱい」

 真っ先に口にしたのは金本監督ら首脳陣への感謝だ。昨季まで通算1試合だった出場機会が大幅に増え、今季は自己最多の122試合に出場。8月12日の中日戦から最終戦だった10月1日の巨人戦まで35試合連続で遊撃手として先発起用された。走攻守すべてで成長の跡を示したことで来季の期待値は一気に増した。

 「ショートを守れるように頑張りたい。守備で投手に信頼されたい」

 遊撃のレギュラー定着へ向けた早くも燃やした闘志。高みを目指す上でも(1)打率3割(2)2桁本塁打(3)ベストナインという3大目標を掲げた。まずは「打率を上げたい」と力を込め、打率3割?の問いかけに「そうです」とうなずいた。

 今季は規定打席に5打席不足ながら打率・273。初の大台到達を見すえ、「(今年の)5本を超えたい。目標は10本」と本塁打増にも強い意欲。レギュラー定着で相応の成績を残せば、ベストナインも夢ではなく、「試合に出る以上は。そういう賞も。ただ、まずは試合に出られるようにしたい」と意欲を示した。

 昨オフに続いて来年1月10日からは愛媛県でヤクルト・山田、川端らに弟子入りした合同自主トレを予定。『超変革』の申し子は「トリプル3」の極意を吸収し、さらなる進化を目指す決意だ。 (山本 浩之)

続きを表示

2016年11月29日のニュース