ハム高梨 3年目での新人王「僕がもらってもいいのかな」

[ 2016年11月29日 08:20 ]

「NPB AWARDS 2016 supported by リポビタンD」 ( 2016年11月28日 )

パ・リーグ新人王に輝き喜びを語る日本ハムの高梨。左はセ・リーグ新人王の高山
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 3年目での新人王。壇上で無数のカメラのフラッシュを浴びた日本ハム・高梨は照れ笑いを浮かべた。

 「大卒3年目で賞を獲れるとは思わなかった。僕がもらってもいいのかな」。楽天・茂木と激しい争いとなった。票数差はわずか15。茂木は純粋なプロ1年目で遊撃レギュラーを奪取。一方で高梨は中継ぎでプロ初勝利を挙げると、6月から先発転向し10勝をマーク。チームのリーグ優勝、日本一に貢献したことが評価された。

 昨年の有原に続き、日本ハムから2年連続で新人王に輝いた。入団3年目以降での受賞は09年の巨人・松本以来8人目。山梨学院大時代の恩師で、昨年7月に死去した元巨人の高橋一三さん(享年69)への感謝の思いは強い。「この世界に入れたのは大学4年間があったから。高橋監督に(新人王を)見せることはできなかったけど、(墓前で)いい報告はできる」と語った。「1年だけでは信頼されない。来年以降もチームに貢献したい」と高梨。さらに飛躍し、日本一を連覇する。 (山田 忠範)

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2016年11月29日のニュース