“ミスターゼロ”福岡大大濠・三浦4安打完封 早実・清宮も斬る

[ 2016年11月14日 05:30 ]

明治神宮野球大会第3日・高校の部準々決勝 ( 2016年11月13日    神宮 )

<福岡大大濠・明徳義塾>4安打完封で4強に導いた福岡大大濠・三浦

 福岡大大濠はエース・三浦が143球の熱投で4安打完封。明徳義塾を2―0で下し、明治神宮大会初出場で初勝利を飾った。

 最後の打者を一邪飛に仕留めると少しだけほほ笑んだ。「全国大会でいいデビューができた。完封は最高の結果」。今秋の九州大会では4試合で3完封。最速144キロ右腕が「ミスター・ゼロ」の本領を発揮した。

 福岡大大濠は偏差値70近くを誇る進学校。エースの頭脳はマウンドでも生かされた。10月の明徳義塾との練習試合では、外角中心の配球で3失点完投。この日は「当ててもいいぐらいの気持ちで投げた」と内角に直球を投げ込んだ。さらに「初回の判定で、ストライクゾーンが両サイドにボール1個分広かった」と球審の特徴も利用した。14日の準決勝は早実と激突する。「清宮には内角を使って、(打球を)詰まらせたい」。注目の清宮斬りで弾みをつけ、初出場初優勝を狙う。

 ▼明徳義塾・馬淵史郎監督 優勝を狙っていた。そこそこ自信はあったけれど…。冬にしっかりと鍛え、春は優勝を狙いたい。

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2016年11月14日のニュース