侍ジャパン 投手陣に不安…4戦29失点、先発&第2先発全員失点

[ 2016年11月14日 06:10 ]

侍ジャパン強化試合 ( 2016年11月13日    東京D )

<オランダ・日本>5回1死一、二塁、暴投で進塁を許す田口

 侍ジャパンの投手陣は4試合で29失点と不安を残した。初めて招集された先発・石田(DeNA)と2番手・田口(巨人)がそろって4失点。計算できる先発左腕の不在が浮き彫りとなり、WBC使用球への対応力も投手によってはっきりと差が出た。

 「両左腕は同じ日に同じ相手に投げさせた方が見やすいと思ったが、オランダの強力打線のスイングスピードにやられた。今日だけで判断するのは難しいが、2月まで試合がないので…」と小久保監督も歯切れが悪い。21歳の田口は「力不足。ボールどうこうは言い訳にしかならない」と唇をかんだ。

 両左腕だけでなく4試合の先発、第2先発の8人全員が失点。権藤投手コーチは「抑えたら万々歳じゃないし、打たれた中にもいいものはある。ただ、打たれすぎ」と危機感を口にした。本番に向け、指揮官は「投手は13人。現時点では先発8人、中継ぎ5人だが、7―6がいいのか、人数の割合も含め権藤コーチと話したい」と救援陣を厚くするプランも示唆。投手力は日本の大きな武器だけに、今後の絞り込み作業が非常に重要となる。

 ▼石田 慣れてきて三振が取れるようになり、3回ぐらいからは良かった。これだけのメンバーが後ろに守ってくれて、そこで投げられたことは大きな自信になる。

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