筒香40発だ!CS争い直接対決ヤクルト戦へ志願の強行先発

[ 2016年9月6日 06:11 ]

DeNA・筒香

 DeNAの筒香が、6日から行われるヤクルト3連戦の先発出場を志願した。3日の阪神戦(甲子園)で右足甲への自打球により途中交代。翌4日は試合前練習に参加せず治療に専念し、同戦を欠場していた。主将も務める4番打者はこの日静養に努めたものの、周囲には「もちろん出るつもりでいる」と強い決意を漏らした。

 4位のヤクルトとは2ゲーム差。球団初のCS進出に向け、この3連戦が大きなターニングポイントとなる。ラミレス監督は「(4、5日と)2日間休んで状態を戻してもらいたい。週明けに戻ってきてほしい」と願う。6日の出場は当日の状態を見て判断を下すが、筒香は「どんな状況でもチームの勝利に貢献したい」と常々話しているだけに、強行出場する可能性が高い。

 現在、38本塁打でリーグトップを独走中。2位のヤクルト・山田には5本差をつけており、その山田との直接対決でもある。あと2本打てば、尊敬する元巨人の松井秀喜氏と同じ高卒7年目での初の40本塁打にも届く。残り16試合。筒香のポリシーは「本塁打を打ってもチームが勝たないと意味がない」。ヤクルトを突き放してCS進出に前進し、山田との直接対決で自身初となる本塁打王にも前進するつもりだ。

 ラミレス監督は「ここからのゲームは全て結果につながってくる。一試合一試合、どんな相手にも勝ちを拾っていく」と“一戦必勝”を宣言した。その中心はやはり、筒香しかいない。(中村 文香)

 ≪尊敬ゴジラに並ぶ高卒7年目40発へ≫筒香(D)は今季40本塁打にあと2本。日本人打者がシーズン40本塁打以上を打てば、11年の中村(西)以来5年ぶり。25歳シーズンに40本に初到達すれば、99年松井(巨=42本)、08年中村(46本)に並ぶ若さとなる。

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2016年9月6日のニュース