レアード史上初 6番以下で全本塁打のキングへ

[ 2016年9月6日 09:40 ]

3日に3本塁打のレアードは指を3本立てて寿司ポーズ

 【宮入徹の記録の風景】日本ハムのレアードが9月に入り本塁打を量産している。1日の楽天戦から3日のオリックス戦までの3試合で1、1、3本の計5本。一気に35本まで増やし、西武・メヒアの33本に2本差をつけ本塁打争いでリーグトップに立っている。

 今季のレアードは9月5日現在でチームの全試合に先発出場。打順別の試合数は5番9、6番76、7番34、8番4と下位に座ることがほとんどだ。本塁打を打った打順は6番19、7番14、8番2となっており、5番でのアーチは1本もない。

 2リーグ制後の本塁打王が、どの先発打順で最も本塁打を記録しているのか集計してみた。すると、予想通り4番が最多で延べ80人。次いで3番43人、5番12人。6番は6人、7番は1人と6番以下はわずか7人しかいない。ただし、これらの7人はいずれも5番以上の打順での本塁打を含んでいる。レアードのように、全て6番以下での一発で本塁打王なら、1リーグ時代を通じ、プロ野球初めてのケースになる。

 現在、日本ハムはソフトバンクと激しい優勝争いのまっただ中。過去に日本ハムの本塁打王は13年アブレイユまで9人(13度)いる。うち、タイトルを引っさげて日本シリーズに臨んだのは81年ソレイタ、06年小笠原道大の2人。ソレイタは巨人とのシリーズで第1戦、第2戦に本塁打を放ったが、2勝4敗でチームは敗退。小笠原は中日との対戦で本塁打0。チームは日本一に輝いたものの、自身は不完全燃焼に終わった。

 少々気が早いが、もしもレアードがキングに輝き、日本シリーズで優勝に貢献するアーチを放てば球団史上初めてになる。その時は、ファン待望の「すしパフォーマンス」も一段とさえ渡るに違いない。(専門委員)

 ◆宮入 徹(みやいり・とおる)1958年、東京都生まれ。同志社大卒。スポニチ入社以来、プロ野球記録担当一筋。94年から15年まで記録課長。本社制定の最優秀バッテリー賞の選考委員会には、1回目の91年から25回連続で資料説明役として出席。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2016年9月6日のニュース