【なんでもランキング】第1打席で勝負強い打者 No.1は筒香

[ 2016年8月23日 10:35 ]

20日の中日戦で初回1死二塁、筒香は右中間に先制2ランを放つ

 打者にとって、試合の最初に迎える打席は有利か不利か。先発投手に体力があり、投球に目が慣れていない点では打者に不利かもしれない。そんな状況でも好成績を残している打者は誰か。そこで現在規定打席に到達している両リーグ57人のうち、第1打席の打率が高い打者を探った。

 トップは両リーグ最多の36本塁打を誇る筒香(D)で、第1打席打率は・383。自身の今季打率・316を大きく上回った。2位は浅村(西)で・376。浅村も今季打率・302からグンと跳ね上がる。3位は順当にパの打率1位を独走する角中(ロ)で・373となった。

 筒香は出場全106試合で打順4番。つまり最初の打席は走者のいる初回か、走者のいない2回のどちらかになる。イニング別で見ると初回が・400で17打点、2回が・333で3打点。筒香の前を打つ打者3人が一人でも出塁し初回に打席を回せば、得点の可能性は一気に高くなる。

 ちなみに打率・340でセの1位に立つ坂本(巨)は、第1打席打率が・242と極端に低い。それが最終打席になると・385。勝負どころの終盤により力を発揮するタイプだといえる。 (記録課・矢吹 大祐)

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2016年8月23日のニュース