広島オーナー マエケン後継者は創価大・田中 ドラ1指名有力に

[ 2016年1月12日 10:39 ]

創価大の田中

 広島の松田元オーナーが11日、ポスティングシステムでドジャースに移籍する前田健がつけていた背番号18を今秋ドラフトの最大の目玉、創価大・田中正義投手(3年)に託したいと話した。

 「前田も佐々岡の後を立派に継いでくれた。オフに獲れれば、田中がいいんじゃないか」。広島の背番号18は、通算197勝を挙げた長谷川良平氏、史上2人目の先発100勝100セーブをマークした佐々岡真司現2軍投手コーチらがつけてきた。同オーナーは、最速156キロを誇り、将来性も豊かな田中がその後継者にふさわしいと素質にほれ込んでいる。

 広島は12日に今年最初のスカウト会議を開くが、それに先立っての事実上の争奪戦参戦表明。田中をめぐっては既に楽天、日本ハムが1位指名を公言しており、ドラフト会議での指名競合としては、過去最多の89年野茂、90年小池の8球団を上回る可能性もある。

 前田健はこの日、本拠地で移籍報告の会見を開いた。松田オーナーはあいさつを受け、基本給が低く、出来高の厚い契約内容に触れて「インセンティブをしっかり取ってこい!」と激励した。

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2016年1月12日のニュース