ソフトB柳田 4番で40―40狙う!元3冠王・松中指令にその気

[ 2016年1月12日 11:15 ]

グアム自主トレを公開し、ソフトバンク・柳田(右)はオリックス・宮崎とともに上半身裸で坂道ダッシュを行う

 4番で「40―40」を狙う!ソフトバンク・柳田が、グアムでの自主トレを公開し、今季は4番に挑戦する考えを明かした。「松中さんから4番を狙えと言われた。そこを目指して頑張りたい」。名所・恋人岬の見えるビーチで決意表明した。

 きっかけは、ソフトバンクを退団し、今なお現役続行に懸けている42歳の先輩の言葉。同じ施設を使用している松中、松田組と合同自主トレを行った際、松中から「4番を目指せ!」と気合を入れられた。「無理ですよ」とかわしたが、平成唯一の3冠王に「無理じゃねえ、目指すんだ。4番は責任、プレッシャーがかかる。そこで40―40を狙え。そうすれば選手として大きくなれる」と畳み掛けられた。

 柳田が行動を共にしているオリックス・糸井もチームでは4番。「松中さんは3冠王。糸井さんも4番だし、松田さんも4番を打った時期もある。そういう方に言っていただくならば、チャンスはあるんじゃないか…」。4番経験者に背中を押され、やる気になった。

 昨季は3番。13年に4番を10試合務めたことがあるが、当時は外国人選手の不調による代役で「プレッシャーもなかった」という。4番には内川がいるが「高いハードルだけど競争」と挑戦することを決めた。4番の仕事を問われ「ホームランだと思います。数をもっと増やしたい」と即答した柳田。昨季の34本塁打から量産すれば、プロ野球界で史上初の「フォーティー・フォーティー(40本塁打、40盗塁)」も見えてくる。
(グアム・福浦 健太郎)

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