ヤクルト山田 今季はSSS作戦 史上初2年連続トリプルスリーへ

[ 2016年1月12日 05:30 ]

山田は室内で打撃練習する

 ヤクルト・山田が11日、愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムで自主トレを公開し、マシン打撃など約5時間のメニューをこなした。「トリプルスリーとゴールデングラブ賞を獲れるように頑張りたい」と力強く宣言。昨季に続きプロ野球史上初となる2度目のトリプルスリーを達成するため、「トリプルS」作戦を敢行する考えを語った。

 (1)スピード強化 昨季は34盗塁を記録したが、さらなる高みを目指すためウエートトレーニング量を増やす。「週2回くらいだったが、今年は2日に1回はやる。持ち味のスピードを落とさないように」。自主トレに同行する元ヤクルトコンディショニング担当の中村達昭氏(40)は「もともと、足に強さがある。後は筋持久力」と俊敏さを落とさない動きを求めた。

 (2)スタミナ強化 開幕時77キロだった体重が日本シリーズ終了時には73キロに落ちた。ポストシーズン9試合で33打数8安打、打率・242だった反省を生かす。「体力不足だった。小食なので周りから見たら普通かもしれないけど(食事の量を)増やしている」。

 (3)三振恐れない マークが厳しくなった昨年は111三振。前年の95から増えたが「本塁打を狙う時は狙う。今年も状況判断しながら野球をやる」と言い切った。

 前人未到の大記録へ。そして、昨年果たせなかった日本一へ、23歳がさらに飛躍する。 (川島 毅洋)

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2016年1月12日のニュース