阪神・江越 ドラ1高山はライバル バッティングだけは教えません

[ 2015年11月27日 10:50 ]

笑顔でティーショットに向かう江越

 ライバルには教えられません!? 阪神の江越大賀外野手(22)が26日、ドラフト1位・高山俊外野手(22=明大)に対して“挑戦状”を叩きつけた。

 「バッティングについて聞かれたら? それは教えないです」

 早くも意識していたが、それでも敵対関係かといえばそうではない。気心の知れた仲だからこそ言い放てる言葉だ。江越が駒大2年のときに、1年の高山と大学日本代表で共にプレー。「バッティングがよくて足も速い。自分より速いんじゃないですか」。後輩だが、実力を高く評価する。

 来年1月からは寮生活をともにすることになるが「(日常生活について)最初は当然わからないことだらけだと思うので教えてあげたい」と心優しき先輩の一面をのぞかせた。しかし外野手のレギュラーを争うものとしてライバルなことには間違いない。「多少は意識する部分はあると思います。まずは自分がやれることをしっかりやりたいと思います」と胸の内を明かした。

 あらためて来季の目標についても言及した。「(出場機会を増やすためには)打率が一番大事だと思っています」。今季は本塁打を5本マークしたが、打率は・214に終わった。「2割5分はいきたいですね、2割5分ないとレギュラーを獲れないと思うのでそこは最低でも」。3打席で1つ以上のペース(176打席で64三振)だった三振数についても「低めのボール球を見極められるようにして、ある程度は減らしていきたい」と意気込んだ。

 この日に行われた「オーナー杯」では大きな成長を見せた。昨年12月以来となる人生2度目のラウンドで133。「去年(グロス159)より良かったですが、ゴルフは難しいです」と頭をかいた。

 ゴルフのスコアは1年の時を経てグッと伸びた。野球の打率もグッと伸ばして、高山に教えを請われるような活躍を見せる。 (柳澤 元紀)

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2015年11月27日のニュース