バット折れてあわや場外弾！ブランコ　仰天弾　前日から２打席連続

＜楽・オ＞２回１死、バットを折りながらもブランコが左越えにホームランを放つ

パ・リーグ オリックス６－１楽天

（6月24日 荘日ス）
　山形のファンがオリックス・ブランコのパワーに度肝を抜かれた。２回１死無走者で、バットをグリップ部分で真っ二つに折りながら、もう少しで左翼場外かという先制の３号ソロ。前日２３日から、日にちをまたいで２打席連続弾だ。

　「なんで折れたのか、わからないな。内から外へ、いい感じでバットはでていたし。ファームでも、折れてはいないけど、ひびが入って打ったことはあるよ」

　楽天・塩見の内角へ食い込むカットボールだった。折れたバットは三塁ファウルゾーンにかなり飛んだ。その間に打球は楽々と外野フェンスを越えた。これが口火となりチームは２試合連続２ケタ安打で快勝し、東明に２カ月ぶりの白星もプレゼントした。それでも殊勲の助っ人は不満を口にする。「きょうも３球、ホームランにできる球があったのに…」。そのどん欲な姿勢こそ、低迷するチームにファンが望むものだ。