インディアンス選手がスキンヘッドに 同僚の娘の白血病を支援

[ 2015年5月29日 16:47 ]

頭を刈ったインディアンスの選手 (AP)

 今月初旬、インディアンスのマイク・アービレイス内野手(34)の4歳になる娘、アドリアナが白血病と診断されたが、この闘病を支援するために同球団の選手が頭を丸めた。

 はじめはごくわずかの選手のみがこの支援活動に参加していたが、徐々にチーム内で広まり、球団公式ツイッターでは27日に頭を丸めた選手の写真を添付して「我々はアービレイスとその娘のアドリアナを支援するために頭を剃った」というコメントを投稿した。

 「アドリアナは化学療法でじきに髪を失うことになる。この活動への参加に迷いはなかったよ」と語るのは先頭打者として同日の試合でアービレイスと1、2番を組んだキプニス。完全に頭を剃り上げてスキンヘッドとなったキャロウェイ投手コーチは「私にも2人の娘がいるからね…。いとことその母親が、がんにかかったが、それは辛い経験だったよ。彼には我々が家族の一員であるということを分かってもらいたいんだ」とアービレイス家にエールを送っていた。

 小さな体でこれから病魔に立ち向かうアドリアナの父親は「この活動は自分にとってとても大きな意味を持つ。インディアンスの全員が家族であるということは言うまでもない。辛い時期ではあるが、その大きな家族が私の、そして娘のそばにいてくれる。とても心強い」と胸を熱くしていた。

続きを表示

この記事のフォト

2015年5月29日のニュース