立大・大城 先頭打者弾で史上31人目の通算100安打!

[ 2015年5月10日 05:30 ]

<東大・立大>初回、通算100安打となる先頭打者本塁打を放つ大城

東京六大学野球春季リーグ第5週 第1日 立大5―4東大

(5月9日 神宮)
 1回戦2試合が行われ、立大は東大を5―4で下して先勝。今秋ドラフト候補に挙がる大城滉二内野手(4年)が、リーグ史上31人目となる通算100安打を先頭打者本塁打で飾った。

 節目の記録は、豪快な一振りで決めた。初回、大城が142キロ直球を左翼席に運んだ。リーグ史上31人目の100安打を自身初となる先頭打者弾で達成し「直球を思い切り振ろうと。ホームランになるとは…」と自身も驚く今季1号だった。

 4月21日の法大3回戦で王手をかけてから13打席無安打。1年秋から5季連続で打率3割をクリアしてきた大城にとって、3試合連続無安打は初めての経験だった。寮では昨秋の好調時の打撃フォームと今季をDVDで比較し「打ちたがって球を迎えにいっていた」。ティー打撃で球を引きつける練習を繰り返した。

 興南(沖縄)では2年時に甲子園春夏連覇。大学でも1年春から神宮で活躍し、現役トップの111安打を放っている明大・高山を上回る通算打率.337をマーク。ロッテ・諸積兼司スカウトは「足もあるし、松井稼頭央タイプ」と評した。

 試合のなかった先週は「2学年上の舟川さんに焼き肉を食べさせてもらって、“おまえらしく適当にやれ”と言われました」と感謝した。次なる目標は高田繁(明大)が持つリーグ記録の127安打の更新。生みの苦しみを乗り越え、再び安打を量産する。

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