福井 危機感胸に2勝目「しっかりしないと置いていかれる」

[ 2015年5月10日 18:02 ]

<神・広>ナインを迎える(左から)緒方監督、福井、新井

セ・リーグ 広島7―2阪神

(5月10日 甲子園)
 チームの6連勝が決まったのを見届け、ベンチから飛び出した広島・先発の福井は、この日3打点の女房役・会沢に「ありがとうございます」と感謝の言葉を送った。勝利に貢献したバッテリー。ガッチリ握手を交わすと互いに笑顔がはじけた。

 直球が最速150キロを計測するなど抜群のキレをみせ7回1失点で2勝目。「先頭打者を切れたことがよかった」と振り返るようにこの日は7イニングすべての先頭打者を打ち取った。3回に1点を失ったが、それでも「先頭をきっちり切れたので1点で済んだと思う」と納得の表情を見せた。

 前回登板の3日のヤクルト戦(神宮)では3回持たずに降板。チームは次の試合から連勝街道に入っただけに「先発陣が頑張っている。自分もしっかりやらないと置いていかれる」と、この日は危機感を持ってのマウンドだった。「一生懸命投げました」。チームの勝利をつないで、ようやく安心した様子だった。

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