“無気力”メッセに制裁なし…サイン無視ではなく伝達ミスで決着

[ 2015年4月24日 05:54 ]

井岡のつもり?メッセンジャーはボクシングの構えを見せる

 開幕投手も務めたエース格のメッセンジャーが22日のDeNA戦(横浜)での打席で無気力な態度を見せるなど投打で精彩を欠いたことについて阪神首脳陣は一様にかばった。

 問題となった4回の1死一塁の第2打席のバスター強行について和田監督は「(本人と)話はしてない。サインはこちらの意図が伝わっていなかったんじゃないか」と説明し、サイン無視ではなく伝達ミスを強調した。平田ヘッドコーチも試合後のコーチ会議の内容について「サインの確認だよ」と個人名は挙げなかった。

 球団フロントも本人からの事情聴取などは控えた。高野球団本部長は前夜のうちに同ヘッドから報告を受けたことを明かし、「サイン無視ではなく勘違いということ。フロントがそういうことはしない」と説明。罰金などの制裁も行わない方針だ。

 甲子園球場の投手練習に参加したメッセンジャーは球団通訳が報道陣の質問を制して言葉は発しなかった。山口投手コーチは「きょうは普通。反省してるかな。“次は頑張れ”と言うた」と次回登板での奮起に期待を寄せる。当初は午後からの別メニュー調整を打診されながら早朝に新幹線で帰阪。藤浪らと同じ時間帯で汗を流した姿からは反省の様子もうかがえた。

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2015年4月24日のニュース